作 林 木林(はやし きりん)
絵 庄野 ナホコ
ページ数 64
サイズ B5判
出版社 小さい書房
これが全て作り話だと言い切れるだろうかー
<Saiyaのレビュー>
太陽のような黄金の美しいたてがみを持つライオン。たてがみと同じ金色の服に身をつつみ、ライオンは街を歩く。次の王様を国民で決めるようにおふれが出た時、金のたてがみを持つライオンは自分こそが王様にふさわしいと考える。ライオンは自分が天に選ばれしものだと思っていたから。しかし、金のたてがみを持つライオンは、街外れに住む銀のたてがみのライオンの話を聞く。心優しい銀のたてがみを持つライオンこそ、次の王様にふさわしいと街の動物たちが話している。このままではまずいと考えた金のたてがみを持つライオンは・・・
二番目の悪者とは誰か。「嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、真実は、自らさがし求めなければ見つからない」という雲の呟きを聞くものはいない。
国は荒れ果てて、住むものはいなくなった。
重い問いが読むものに投げかけられている。
この物語がどのように展開したら、ハッピーエンドになったか考えたくなる。
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